「Withコロナ」の感染対策

2022年8月31日水曜日

スタッフブログ

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こんにちは!感染管理認定看護師の三田村です。

依然、コロナ禍は続いており「Withコロナ」の視点で「感染症を拡げない」ため、当院でも最新知見を得つつ、やるべき対策を行っています。


基本的な対策は以下の通りです。

①手指衛生(手洗い・手指消毒)

②必要な場所・場面でのマスクの正しい着用

③3密を避ける(換気の励行・黙食)

④体調不良の場合は出勤しない



まだまだ暑い日も続く中、エアコンの効果も活かしつつの効率的な換気の方法についてお話ししたいと思います。換気が不十分な空間で新型コロナ感染症が発生すると、換気の行えている空間よりも感染リスクが高くなります。
屋外の二酸化炭素濃度は415ppm~450ppm程度と言われており、屋内の二酸化炭素濃度が外気に近づくほど換気が出来ていると評価ができます。
建築物環境衛生管理基準では屋内の二酸化炭素濃度は1000ppm以下となっています。
当院では799ppmまでを換気が出来ている・800ppmからを換気準備・1000ppm以上を速やかに換気と区分し、感染管理では二酸化炭素濃度計で部署を測定しながらラウンドを行っています。
二酸化炭素濃度が外気に近ければ感染リスクは抑えられますが、夏場や冬場は暑かったり寒かったりで感染リスクを下げても、体調を崩しかねません。そこで、エアコンの効果を下げずに、換気を効率よく行うには窓は全開ではなく5~10センチ程度開ける(窓と対角の窓やドアも開けるとより効果的)ことです。


ずっと開けっ放しにするのではなく、10分程度でも十分効果は得られる (その日の風向きや風の強さでも変動あります)ので、具合が悪くならないように無理の無い範囲で換気を行う習慣をつけていきましょう。


感染対策部門 感染管理認定看護師 三田村裕子

【引用・参考】
1)横浜市発行の新型コロナウイルスポスター 
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/yobosesshu/kansensho/coronavirus/covid-19_shimin.files/0067_20210401.pdf
2)経済産業省 二酸化炭素濃度測定器の選定等に関するガイドライン
https://www.meti.go.jp/covid-19/guideline.pdf
3)厚労省 冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000698848.pdf
4)厚労省 建築物環境衛生管理基準について 
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei10/


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