多職種連携を通して患者様の『食べる』を支える

2022年8月25日木曜日

スタッフブログ

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私は5階西病棟の安部満理奈と申します。以前もブログを書かせて頂きましたので、今回は2回目になります!昨年度に私は摂食・嚥下障害看護部認定看護師に合格し今年度から院内で活動を行っています。今回のブログではそちらの活動内容について少しご紹介したいと思います。


皆さんは『摂食・嚥下障害看護部認定看護師』と聞いて何をする人とイメージしますか?名前の通り食べることや嚥下についての相談や指導をする看護師でしょうか?

そもそも摂食・嚥下障害とは『食べる』ことが障害されること全てに該当します。例えば、認知症が進み食べ物の認識が出来なくなっている、長期入院により廃用が進み食事が食べにくくなる、脳梗塞などによる後遺症によって麻痺があり飲み込む機能の嚥下機能が障害され食べることが難しい、等……

言葉にしてみると多くの病態や状態が原因となっています。日々の看護の中で看護師は上記の患者様にそれぞれがアセスメントを行い看護介入していますが、その中で「なかなか食事が進まない」「嚥下機能のどこに問題があるかわからない!」など臨床で困り行き詰ったときに、私がその原因について専門の知識をもってアセスメントし病棟のスタッフへ指導などを行っています。例えば「とろみ」と言っても「うすい・中間・濃い」と3種類あります。患者様の嚥下機能に合わせて適切なとろみを選択する必要があります。

※適切でないトロミは誤嚥や窒息の原因となるからです!そこでSTとも連携しどのとろみが適切か評価し根拠をもって病棟看護師に説明や指導をします。



また多職種連携として週に一回、医師・言語聴覚士・栄養科・摂食嚥下障害看護認定看護師が集まり、嚥下造影検査(VF)を行った摂食嚥下障害をかかえた患者様についてカンファレンスを行い、『目標・今後の方針・具体的な職種別による介入内容』について話し合いをしています!毎週介入し、内容についてはしっかりと病棟スタッフへ伝達をすることで実際にこのカンファレンスを通して経鼻胃管から経口摂取へ移行できた患者様がいます!



嚥下造影検査では積極的に入りSTと共に評価をして、結果をわかりやすく病棟へ伝達しています。

このように多職種連携をしながら、患者様のためにまたスタッフの知識や統一した看護のために日々活動をしています!


5階西病棟 安部 満理奈



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