秋も本番、ますます肌寒さが身に染みるようになってきました。病棟でもエアコンの設定が暖房になり、スタッフは外との寒暖差を感じながら仕事を頑張っております。
私は5階西病棟の安部満理奈と申します。5西病棟は脳神経外科の急性期病棟です。脳卒中を中心に頭部外傷、脳腫瘍、けいれんなどの患者様が多く入院されています。
私はその中で今回のブログのタイトルにあるように『食べる』を支える看護を大事にして働いています。脳卒中の患者様は後遺症として麻痺や高次機能障害が残存することが多く、また長期臥床に伴う廃用症候群や長期の絶食などにより摂食嚥下障害を引き起こすことも多くあります。私は人間とって『食べる』という行為はとても重要であると考えています。このような摂食嚥下障害をもつ患者様に、安全に患者様の望む食事を行えるようにしていきたいと思い、昨年度『摂食・嚥下障害看護認定看護師教育課程』を受講してきました。
まだ認定看護師としての活動はあまりできておりませんが、食事を進めるうえでの重要なリスク管理(誤嚥性肺炎の予防など)を中心に病棟スタッフに指導や多職種と連携しています。具体的には、口腔ケア物品の充実と患者に合わせた口腔ケア方法の指導、食事の際の食事介助の札の作成と導入などを行っています。スタッフみんなで患者様が安全に経口摂取できるようになるために積極的に介入を行っています。
適切な口腔ケアにより口腔内環境が改善され、患者様が安全に食事をできるようになった時の笑顔や、患者様・家族様から感謝のお言葉をよく頂き仕事の励みとなっております。今後は院内全体で摂食嚥下障害をもつ患者様の看護に取り組んでいきたいと思っております!
5西病棟 安部満理奈