こんにちは、横浜新都市脳神経外科病院で働いています横溝といいます。
認知症看護認定看護師の私は整形外科の急性期病棟で働いています。1か月の入院患者は令和5年の入院件数が1031名、60歳代以上の入院が721件で約70%の高齢者が入院されています。その中で1日のOPE件数が平均6.7件となっています。高齢者はいつもと環境が変わること、手術の侵襲などによってせん妄やBPSDの出現が少なくないのが現状です。
そんな中、【認知症マフ】が到着しました。(前年度のブログでも書いているのでそこも参照してもらえると嬉しいです)
地域に住んでいるボランティアさんが作ってくださいました、ありがとうございます!
早速カンファレンスを行い抑制の代替案についてカンファレンス
みんな真剣です。
また代替案としてだけではなく、コードやルートを触ったり落ち着きがない患者さんにも認知症マフは有効です。
本日看護師から認知症の患者対応と認知症とせん妄の違いについて相談を受けました。
毎日身体抑制についてカンファレンスを行い、代替案や抑制減少についても話し合っています。
去年まで当病棟で抑制している患者さんは40%を超えていましたが今年度からは1.6%と抑制率が格段に下がっています。抑制を解除することでせん妄やBPSDの出現も減少しました。
認知症看護認定看護師は現在2名輪番制で院内の認知症看護の対応について相談をうけています。
認知症看護認定看護師2名写真
認知症患者さんのために、認知症看護認定看護師として患者さんの「困りごと」に着目しその人の思いに寄り添った看護ができるように今後も活動していきたいと思います。
横浜新都市脳神経外科病院
認知症看護認定看護師 横溝庸輔