「認知症マフ」

認知症の方が病院に入院されると、自分の置かれている状況が理解できず混乱し点滴などの管を抜いてしまうことがあります。そのような時、治療が最優先とされる急性期病院では身体拘束を余儀なくされ、その結果認知症の方は更に混乱するという悪循環になっていました。

そこで身体拘束の代替えとして、認知症マフの活用です！当院でも取り入れたいと思いながらも、認知症マフの作成ができずにいたところ…東山田地域ケアプラザよりお試しで提供していただけることになり、現在は各病棟に1つずつ配布し実践を試みています。


2024年度診療報酬改定では身体拘束最小化の取り組みが打ち出されています。「急性期病院だから身体拘束はしょうがないよね」という時代は終わっていきます。認知症の方の行動の意味を私たちがどのように理解し、いかにケアを工夫していくかが求められてきます。


認知症看護認定看護師として、どのようなケアの工夫が認知症の方にとって最善なのかを考え実践し、各病棟への指導につなげていければと思います。