皆さんこんにちは。
医療安全リンクナース会委員長の平塚です。
今日は、医療安全リンクナース会の役割と活動をお伝えします。
リンクナースは、病院内の専門チーム(委員会)と病棟をつなぐ看護師のことです。専門チーム(委員会)からの情報や最新知識・技術を所属部署に伝え、浸透させることがリンクナースの役割です。
横浜新都市脳神経外科病院には、医療安全や感染管理、褥創対策、栄養サポートなどの専門チームがあります。
しかし、専門チームのメンバーだけでは、各病棟に最新の技術や知識を伝えて浸透させることができません。
リンクナースは専門チームから専門的な技術や知識を学び、現場でのリーダーとしてそれを所属部署に伝え、病棟スタッフ1人1人に浸透させるという役割を担っているのです。
また、問題点が病棟で生じた時、それを専門チームに伝えることもリンクナースの仕事です。
リンクナースの具体的な活動は、以下の通りです。
・リンクナース会への参加
・部署内でのスタッフへの教育
・部署内でのサーベイランスや評価
・問題点の抽出など
これらの活動を通して、専門チームと現場である病棟をつなぎ、病棟スタッフのレベルを底上げして、患者さんに少しでも良い看護を提供できるよう日々活動しています。また、病棟の問題点をリンクナースから専門チームに報告することで、病院全体のレベルアップにもつながります。
リンクナース会は、月1回のペースで開催しています。各病棟で起こったインシデント報告から病棟での問題点を共有し、解決法を一緒に考える機会になります。
当院での医療安全リンクナースの構成メンバーは各部署主任、副主任が担っています。
部署での活躍が期待されるため、発言力と行動力がある主任・副主任が選抜されており、3つの小集団で活動し会議中も活発な意見交換が交わされています。今年度の小集団の目標は以下の通りです。
【離床センサー適正チーム目標】離床キャッチが適正に活用できていないことによる3b以上のインシデントが0件
【急変対応知識・技術向上チーム目標】アルゴリズムを利用した急変対応の定着
【誤嚥窒息予防チーム】目標:誤嚥・窒息によるアクシデント0件
このメンバーで活動するのも残りあと2ヶ月となりました。
今年度掲げた目標を達成できるよう、残り2ヶ月積極的に活動していこうと思います。
横浜新都市脳神経外科病院看護部 医療安全リンクナース会委員長
外来師長 平塚 沙和